コンテスト

アーラ ブコ クリームチーズ コンテスト2020 結果発表

アーラ ブコ クリームチーズ コンテスト2020

 

テーマ「未来を予感させるチーズケーキ・原点回帰のチーズケーキ

結果発表

 

製菓のプロを対象に、アーラ フーズが主催する「アーラ ブコ クリームチーズ コンテスト 2020」。

コロナ禍での開催となった第11回目のテーマは、生菓子部門「未来を予感させるチーズケーキ」と、焼菓子部門「原点回帰のチーズケーキ」。

マスプロ部門は自由テーマで、アーラ  ブコ クリームチーズを20%以上使用することを条件に審査が行われました。

募集期間に応募されたレシピ数はコロナ禍にも関わらず、生菓子部門43、焼菓子部門17、マスプロ部門7、総数は67にのぼりました。

厳正なる書類審査を勝ち抜いたのは、生菓子部門3名、焼菓子部門3名、マスプロ部門3名の計9名のプロのシェフたちです。

9月30日規模を縮小し感染防止に配慮しながら、日本菓子専門学校で最終審査(実技審査)およびプレゼンテーションが行われ、

それぞれのアイデアとスキルを生かした熱戦が繰り広げられました。

 

評価ポイントは、「味」「見た目」「市場性」「オリジナリティ」「プレゼンテーションスキル」の5点。

味においては、おいしさはもちろん全体の構成や舌触り、食べやすさを評価基準としています。

それに加え、生菓子部門・焼菓子部門では「衛生面と技術力」、マスプロ部門では「パッケージデザイン」も審査対象となりました。

作品は審査員たちの厳しい目と舌で審査され、生菓子部門、焼菓子部門、マスプロ部門から、それぞれの優勝者が決定しました。

優勝した3人の方の喜びの声と、審査員のコメントをご紹介します。

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生菓子部門 優勝

イタリアの伝統的なドルチェ、カッサータをベースに、日本人にはもちろん、海外の人たちにもアピールできるように和の要素を取り入れました。濃厚なクリームチーズクリーム、大吟醸の甘酒で香りづけしたクリームチーズのムース、柚子のジュレの3つを薄い層に仕立てています。ピスタチオ入りのシュトロイゼルにもクリームチーズを加え、食感のいい土台にしました。表面には角切りにしたオレンジとライムのジュレを散らしました。

[審査員コメント]
薄く焼いたサブレと上にのせたクリームチーズのムースの層のバランス、味、香りがよかったです。もう少しチーズを配合してもよかったかもしれません。ムースにボディー感が出ます。焼き上げたサブレを切り分けてから、ムースの層をのせるという、手間のかかる工程ですが、豪華な印象があり金額を高く設定することができるでしょう。あと5㎜高さがあったらさらに高級感がアップしたと思います。

焼菓子部門 優勝

澄ましバター作りで残る乳漿(または乳清)で発酵種をつくり、ブリオッシュを焼くとチーズのような風味になったことが作品のヒントになりました。生地にアーラ ブコ クリームチーズを練り込み、表面にクリームチーズを練り込んだシュトロイゼルやマカロン生地をかけて焼くことで、チーズケーキのような発酵菓子にしています。発酵種で仕込むため、短い作業時間でも旨みがプラスされ、常温で管理できます。私なりの原点回帰な試みでした。

[審査員コメント]
パン職人ならではの発酵菓子を、時間制限のあるコンテストに出品するというのがチャレンジ精神を感じさせました。アーラ ブコのコンテストで発酵菓子が登場したのは初めてで、今後挑戦する人にはぜひ参考にしてほしいです。しっとりとしてチーズの風味もよく、上にかけたサクサクのシュトロイゼルとバランスがよかったです。発酵種を使っているので3日間常温で販売できる利点もあります。クリームチーズをはさんでもおいしくなりそうです。

マスプロ部門 優勝

アーラ ブコ クリームチーズの奥深いコクのある味をはちみつ、メープルシュガーで引き立てつつ、メレンゲ少なめのスフレチーズケーキにしました。しっかりしたボディー感とほのかな塩味があるアーラ ブコ クリームチーズを油脂の一部にして、しっかり歯応えのあるクランブルを作りました。家族でシェアできるようにケーキは2個。デンマーク王室御用達をイメージできる王冠のデザインと、アーラ ブコを周知するためのロゴを入れたパッケージに詰めました。

[審査員コメント]
マスプロのチーズケーキもこのレベルまで来たか、と驚きました。スフレチーズケーキは重すぎず、コクがあり、上にのせたチーズクッキーも添え物ではなく、存在感があります。アーラ ブコ クリームチーズに加えパルメザンチーズを入れてあり、味のアクセントになっています。チーズケーキにのせることで泣いてしまわないかと思いましたが、固い質感を持つアーラ ブコ クリームチーズを練り込むことで、4日間は食感が変わらない点も高く評価できました。

入賞

生菓子部門

焼菓子部門

マスプロ部門

[審査員総評]

コロナ禍で多くのコンテストが中止になりましたが、アーラ  ブコのコンテストは規模を縮小しながらも開催できて嬉しく思います。今回はどの作品も完成度が高く、甲乙つけがたかったです。全体的にクリームチーズがしっかり使われていました。皆さん、入選できるように考えぬいたと思います。メーカー主催のコンテストでは、「販売につながるもの」を考えるのがいい。メーカーがコンテストを開催する意図を汲みつつ、自分のやりたいこと、生産コスト、実際の作業性も考えてください。実技審査は、今や作業台もきれいに片付いているし、作業の様子も優秀でした。ただ、今回は制限時間に間に合わない選手もいました。コロナ禍で練習が十分にできなかったのかもしれませんが、書類通過後から実技審査までの試作期間に時間配分を検証し、完成度を上げられるように努めましょう。出来上がった作品は自分だけでなく、周りの人に食べてもらい判断してもらってください。

また、コンテストではレシピを忠実に再現するのも大事ですし、作業効率や衛生面も審査対象ではあるのですが、それだけでなく審査員に「アピール」してもらいたい。審査員が近づいてきたら目を引くようなパフォーマンスをしてくれると、「あ、この人のお菓子を食べてみたい」と印象に残るものです。